マクロ解説3分版

金利上昇で株価が下がる理由を3分で|上がる業種も解説

金利上昇で株価が下がりやすい理由を3分で解説。国債利回りとの関係、高PER株が弱い仕組み、銀行など追い風を受けやすい業種、注意点を要点だけで整理します。

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金利(国債利回り)ってなに?

 国債は、国が「お金を貸してください」と発行する借用証書。その満期まで持ったときの年率リターンが「国債利回り(金利)」です。

  • 債券=お金を貸す関係(もらえる額がほぼ確定)
  • 株式=会社のオーナーになる関係(リターンは未確定)
  • 「10年国債利回り」が長期金利の代表として世界中で注目される

 覚えておきたいのは、債券の価格と利回りは逆に動くということです。

なぜ金利が上がると株が売られるの?

 主に3つの理由があります。

  • 割引率の上昇:株の価値は「将来の利益を現在価値に割り引いた合計」。金利が上がると割引率が上がり、価値が下がる
  • 機会費用:国債で安全に2〜3%取れるなら、株に求めるリターンも上がる=株は割高に見える
  • 資金シフト:債券の利回りが魅力的になると、株から債券へお金が移る

なぜ「高PER株」が真っ先に売られるの?

 PERが高い成長株は、利益の重心が「遠い未来」にあります。そして遠い未来の利益ほど、金利上昇で価値が大きく目減りします。

 逆に、今すでに利益・配当を出している低PERの高配当株は金利上昇に強い傾向があります。

追い風が吹く業種もある

  • 銀行:利ザヤ(NIM)が広がり利益拡大
  • 損保:運用利回りが改善
  • 高配当バリュー株:金利上昇への耐性が強い
  • ※商社・資源株は金利より資源価格・為替の影響が大きい

これだけは注意

  • 「金利上昇=必ず株安」ではない:好景気が理由なら株高になることも。なぜ上がっているかを見る
  • 「高PER=悪」ではない:本物の成長企業はPERを正当化することもある
  • 短期の金利は長期積立にはノイズ:むしろ下げ局面は買い増しのチャンス
金利上昇で株価はなぜ下がる?国債利回りと株の関係を解説